2014年08月18日
2014サマソニ備忘録
ベン・ワットが出演するということで自分的に「行かない」という選択肢は無いサマソニに行ってきましたので備忘録としてここに記しておこうと思います。
サマソニには2007年に一度行った事があるので今回は2回目。7年ぶりだけど形式的にはほとんど変わってなかったので、あまり戸惑う事無く楽しめました。
J-Popのパスピエというグループはシングルを一枚持っていて興味があったのだけど、10時スタートということであきらめて、12時くらいに海浜幕張に着くように家を出発。
予定通り12時前に海浜幕張に付き腹ごしらえでもしようとうろうろして、結局さくら水産で刺身定食を食べて会場へ。さくら水産って多分8年ぶりくらいに行ったけどあの値段でご飯、味噌汁、玉子おかわり自由ってすごいなと、あらためて思った。
日照りが強くなってきた道を歩き幕張メッセに到着し、リストバンドを付けてもらい入場。
とりあえずソニック・ステージに向かいCIRCA WAVESというわずか6ヶ月前にリヴァプールで結成されたというバンドを観ました。高めにギターをかまえたヴォーカルとサウンドが初期アークティック・モンキーズ的でもあったけど、それ以上の感想は無く、悪くは無いけど新しいものは無いなという印象。
2曲くらい聴いてレインボー・ステージのDinosaur Pile-Upに移動。こちらもUKのバンドだけど、ニルヴァーナ、グランジ的サウンドを展開。この時点で「ロックって何も進化しとらんな」という思いが自分の中に…。こちらも2曲くらいで退散して、Tシャツ屋をふらっと見つつマウンテン・ステージのAZEALIA BANKSに移動。
最近ヒップホップにはまっているので最初は楽しく観ていたのだけど、なにかもうひとつカリスマ感に欠けるなという印象が。CDで聴いてみないとちょっと判断できないかなぁ。
喉が乾いてきたのでオフィシャルバーというところでミネラルウォーターを買って空いてるスペースに寝っころがる。サマソニはメッセ内はエアコン効いてるし寝るスペースがあるのでオッサンには助かります。ミネラルウォーター300円は高いけど(笑)。
マウンテン・ステージでROBERT GLASPER EXPERIMENTを観た。モニター環境悪そうでロバート・グラスパー自身がスピーカーの後ろの配線を確認してたりしてやりにくそう。生ピアノでも無いしちょっと不本意な感じなのかなと思ったりして。
ROBERT GLASPER EXPERIMENTを途中で抜け出して、こんな機会でもないときっと一生見る事が無いであろう、きゃりーぱみゅぱみゅのステージへ。いやー、これは観て良かったです。子供のダンサーを従えてのきゃりーぱみゅぱみゅはクールにパフォーマンス。MCの声も可愛くて売れるのも当然かと。会場も満員でした。
再びフロアの後ろの方で寝転んで休憩した後に森高千里へ。tofubeatsというまだ23歳のトラックメイカーが森高のヒット曲を今風アレンジで演奏。きゃりーぱみゅぱみゅの後に聴いても違和感無い感じでした。しかし遠目に見ていたとはいえ森高千里の若々しさは驚異的。スタイルは昔とほとんど変わっていないのではないかな。
メインイベントであるベン・ワットの前に少し景気を付けるためビールを飲む事に。オフィシャルバーでも良かったのだけど、せっかくなのでバドガールが前で客よせしてるバドワイザーを購入。可も不可も無いバドワイザーの味。ここ以外にもジャック・ダニエルズやシンハーの前にも露出度高めのお姉さんたちがいました。オフィシャルバーの女の子達もみな可愛かったのは絶対顔で選んでるからに違い無い(笑)。
そして遂に本題であるBen Watt with Bernard Butlerへ。始まる前からセッティング中のギターの音がとてもいい感じ。ほぼ時間通りにご本人達が登場して31年ぶりのソロアルバム『ヘンドラ』からの曲を中心にステージは続いて行きます。アルバムではドラムやベースも入っているけど今回は2人だけの演奏。しかしながらエフェクトも含めた音質がとても良いため全く物足りない感じは無し。ベン・ワットの声はレコードで聴くより力強くギターも上手かった。途中エレピの弾語りなども披露しながら数曲演奏した後、遂に、31年前に僕をノックアウトしたアルバム『North Marine Drive』から「Some Things Don't Matter」が。もう、これを聴くために今日は来たんだよ〜!って感じで大満足。しかし、それよりも驚いたのは、また数曲後に演奏した曲「North Marine Drive」です。アルバム『North Marine Drive』のA面ラストの表題曲で、アルバムのムードを代表する曲。僕自身が作る曲もかなり影響されてるなと最近気付かされたりもしたマスターピース。もう最高でした。しかもアルバムそのままではなく、今のベン・ワット風にアレンジされていて感動。その後も予想よりも長く約1時間クールに素晴らしい演奏を聴かせてくれました。僕の周りには途中退席する人もほとんどおらず、リスナーを惹き付けていたのは間違い無いです。僕は世代的にスエードを全く聴いたこと無かったのでバーナード・バトラーに思い入れは無いのですが、良いギターを弾く人だなと思いました。(近くに居た若者は確実にバーナード・バトラー目当て)ピックを使わない柔らかい音質もベン・ワットの演奏に合っていた。この日、11月に単独公演が決まったとのアナウンスもされていたので観逃した人には絶対観てほしいです。
ベン・ワット終了後はマリン・スタジアムでQUEEN + Adam Lambertを観るために移動。これが歩くと20分以上かかるんですね。前回来たときはなんか殺風景な所を歩かされた印象でしたが、今はいろいろ飾り付けがされていて少し殺伐感が緩和されていました。
マリン・ステージのアリーナは飲食禁止なんですね。ビールでも飲みながらと思っていたのに無念。まあ、仕方ないのでアリーナに入場して数曲を観ました。アダム・ランバートって全く知らなかったのですが、前評判通りゲイ感満載でなかなか合っていましたね(笑)。フレディは死んでるとしてジョン・ディーコンが引退してるのも知らなかったので少し残念。オリジナルメンバーの2人は元気でした。ブライアン・メイはジミー・ペイジとルックスが被ってる気がしましたが(笑)。美形だったロジャー・テイラーのオッサン化も相当なものでした(笑)。というわけでクイーンは(笑)だらけでしたが、なかなか楽しめましたよ。
最後もう一度幕張メッセに戻ってピクシーズとクラフトワークを観る事に。その前に腹ごしらえでチョリソの串焼きとシンハーで乾杯。
お昼から来てもうかなり疲れていたので、ピクシーズはちょこっとステージを観て後ろに下がり寝っころがりながら聴きました。最近新作を出したピクシーズですが、けっこう昔の曲をやっていて懐かしかった。ブラック・フランシスは相変わらずデブだった(笑)。
寝転んで聴くには熱すぎる音楽なので、マウンテン・ステージ最後のクラフトワークに移動。いきなり後ろでまた寝っころがって鑑賞。こちらはクールな電子音なので大音量でも気持よくリラックスできた。クラフトワークって『Trans-Europe Express』しか持ってないけど、他にもいい曲いっぱいあるんですね。すごく楽しめました。そろそろ終りに近づいてきたので起き上がってステージの前へ。3Dメガネを貰っていなかったのは無念でしたが、ステージ前の音圧は圧倒的で超気持良かった。
というわけですっかり一日楽しめたサマソニでした。他のフェスは行ったこと無いけど、エアコンの効いた室内で寝っころがって休憩できるサマソニは自分的には好きな環境です。これが出来ないと一日ライヴを見続けるのは年齢的につらいだろうなと思いました。来年も魅力的なラインナップだったら行ってみようかな。
posted by higashino at 15:47| Comment(0)
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